航海士と見る明日『Hello Ocean 現役航海士が撮る海の様々な表情(カエル出版)』

”Time is Life”

あべし 左

こんにちは、あべしです!
“Time is Life”が浸透して欲しい!!
この想いがあなたに届くことを願って、活動を続けています!

この記事は、こんな方におすすめです!!

  • 美しい海を見たい!
  • 船乗りについて知りたい!
  • 現役航海士の想いを知りたい!

『Hello Ocean 現役航海士が撮る海の様々な表情(カエル出版)』という、写真集を読みました!
あなたにもこの本の魅力を知って欲しいと思い、筆を執った次第です!!

最後に、著者インタビューも収録しています!!
どうぞ、時間の許す限りお付き合いください。

現役航海士の「祈り」が込められた1冊!!

結論から言うと、この本は現役航海士の「祈り」が込められた1冊!!
『Hello Ocean 現役航海士が撮る海の様々な表情(カエル出版)』をあべしはこのように表現します。

まずは、冒頭のページをご覧頂きたい。
海図を右手に、著者が本書について挨拶。

読者にこれからの航海について、羅針盤を示してくれているようです。
1年のほとんどを海の上で過ごしている著者。

海が伝えてくれていることを写真という媒介を通して、読者へ語りかけてくれる1冊。
「写真集」でもあり「詩篇」ともとれる本書からは、様々な思いが伝わってきます。

  • 優しさと厳しさ
  • 美しさと醜さ
  • 幻想と現実

上記をひっくるめて、航海士という視点から海の魅力を読者へ届けてくれます。
28枚の写真と添えられた言葉たちが、海と航海士に思いを馳せるキッカケを読者へと与えてくれる。

現役航海士の「祈り」が込められた1冊です。

Hello Ocean 現役航海士が撮る海の様々な表情(カエル出版)の感想!!

ここからは、あべしの主観を交えて『Hello Ocean 現役航海士が撮る海の様々な表情(カエル出版)』について述べていきます!

まず、大前提として覚えておきたいことがあります。
それは、「海のネガティブな部分を著者がすべて引き受けてくれている」ということ!!
読者のあべしたちは、言葉の通り「海の表面」を見ているに過ぎません。

上記を理解したうえで、深淵を垣間見てみましょう。
それでは、どうぞっ!!

幻想的な海

オレンジを挟む、ブルーとブルー。

読者たちを海の旅へと誘う、本書冒頭の1枚だ。
朝日はどうしても我々を惹きつける。

どんな光景が待っているのだろう!?
どんな香りがするのだろう!?
どんな風が吹くのだろう!?

航海士の見る景色は、こんなに美しいものなのか!!
そんな期待を持たせてくれる、想的な海

気まぐれな海

美しい。美しい。美しい。
只々、美しい海の姿。
本書の表紙にもなっているこの1枚

著者はこの美しい海の姿を、まぐれな海」と表している。
「晴れ」と「大雨」が対照的に添えられているこの一節。

  • 写真右側の「明」の部分
  • 写真左側の「暗」の部分

海では、明暗が常に隣り合わせ。
コインの裏表のように、すぐ切り替わる。
それらを象徴している1枚なのだと、感じ入る。

しかしてなお、海の姿は美しい。
考えずにはいられない、まぐれな海

共に生きる海 孤独な海

※孀婦岩(そうふがん)=伊豆諸島の最南端に位置する岩

群れる人。番う鳥。佇む岩。
3枚が対比され、収められているこのページになぜか目が留まる。

海から見てちっぽけな人間たちは、群れる。
海に適応している動物たちでさえ、番う。
海と一体になれる強さを持つ自然は、佇む。

しかし、皆同じく海と向き合っている。
相対の仕方は、それぞれ。
そして、海はすべてを包み込む。

我々は、包まれるに値する者であろうか!?
十分な敬意を払っているであろうか!?
そんな疑問すら包み込む、に生きる海 独な海

繋ぐ海

夕日に映える海と人工物の影。
ここは、海と陸を少しだけ繋ぐ場所。

「海の営み」と「陸の営み」が交わるこの場所は、読者の手を止めることだろう。
なぜならば、ほんの一瞬、読者が「そこにいる人たち」を想像するからだ。

「航海士は海と人とを繋ぐ糸」
「糸の先端」にこの1枚があるのだろう。

遠い海の上、いくつもの物語が絡み合って、逢うべき糸に出逢う。
織りなす布が、我々に仕合せを届けてくれている。

航海士たちにこそ、仕合せになって欲しい。
あべしも、著者と共に祈りを捧げたい。
ちょっとだけ詩的な気分になる、ぐ海

光の海

「暁」

この言葉を連想せずにはいられない。
好きな漢字の1つ。

自然と勇気が湧きあがり、身体が希望で満ち溢れてくる感覚。
やはり、日の光は我々の本能に沁みついているモノなのだろう。

本書の最後を締めくくるこの1枚。
航海士と見る明日は、素晴らしいモノに違いない。

どのような過程で、この光景に辿り着いたのか。
この光景を見たときに、どのような感情を抱いたのか。
果たしてそれは言葉で表せるモノなのか否か。

上記の添えられた言葉たちは、きっと読者のため。
暗闇から光が射し込むその瞬間、確かな「喜び」がそこにある。
航海士と一緒に、新しい明日を開く、の海

ほんの数分でしたが、著者にアテンドされた、船旅は如何だったでしょうか!?
今回は、『Hello Ocean 現役航海士が撮る海の様々な表情(カエル出版)』の数ページをご紹介しました。

しかし、これらは本書のほんの一部に過ぎません。
あべしのセンスでいくつかピックアップしましたが、まだまだ「航海士と見る明日」の魅力が詰まっています。

「航海士が見る景色」に興味を持ったそこのあなた!!
上記よりご購入してみてはいかがでしょうか!?

なんと、110円!!笑

そして、Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)ご契約のあなたはタダで読めちゃいます!!

  • 海のネガティブな部分を著者がすべて引き受けてくれている
  • 読者は「海の表面」を見ているに過ぎない

冒頭でも述べましたが、上記を大前提として、船旅に出かけて頂きたいと思います。

著者インタビュー

実は、カエル出版ハルカエルさん(@Harukael_ver2)とあべしはTwitter上でお付き合いがあります。

折角の機会なので、『Hello Ocean 現役航海士が撮る海の様々な表情(カエル出版)』についてインタビューしてきちゃいました!!😆😆😆
いろいろと書きたいことはありますが、可能な限りコンパクトにお届け!

実際に本書を手にとって頂くか、ハルカエルさんをフォローする方が魅力が伝わると思いますので…笑
※コンパクトにならなかったらごめんなさい!!🙇🙇🙇

大きく、以下の2点について迫っていきたいと思います!!

  1. カエル出版について
  2. 本書について

それでは最初に、カエル出版についてお聞きしていきましょう♬

カエル出版について

あべし 左

それではハルカエルさん、よろしくお願いします

カエル 右

よろしくお願いします

あべし 左

カエル出版についてお聞きする前に、ハルカエルさんが航海士を目指したキッカケを教えて頂けますでしょうか??

カエル 右

はい
船乗りを目指したわけはいくつかありますが、最も大きな理由の1つがお金です…
家庭が貧しかったので、とにかくお金が欲しかったです。

カエル 右

最初は医者を目指していたのですが、国立は厳しかった…
そこで、士業で収入のイイ仕事を探したときに「航海士」という選択肢に出逢いました
万が一、船乗りが嫌になっても海技士資格は汎用性の高いモノが多かったので、航海士を志しました

あべし 左

なるほど…
なんとまあ、オープンなご回答をありがとうございます笑
万が一のことも考えた、しっかりとして戦略に基づいた選択だったのですね!
外国語や関連技術が身に着き、資格なども取得できる…
メリットも沢山ありそうです!

あべし 左

ではなぜ、カエル出版を始めようと思ったのでしょう??

カエル 右

一番の理由は…
教科書が好きだから!!

あべし 左

教科書!?
珍しいですね…笑

カエル 右

]いや、ホントに…笑
元々勉強は好きで、ノートとかを綺麗にまとめるのが趣味みたいなとこがあったんですよ

カエル 右

そして、「自分の好き」を自己満足で終らせたくないという気持ちもありました

あべし 左

ほうほう…

カエル 右

特に、船乗りの新人教育ってOJTが主流なトコロが多くて…
俗にいう、「上司ガチャ」な点が大きいんですよ…笑
経験が大切、技は盗めという考えが強いのです…

あべし 左

あぁ~…
それは当たりはずれの「運」に大きく左右されそうですね…笑

カエル 右

そうなんですっ!!
そこで、運に左右されないスタンダードな教育基準があればイイなと考えました。
航海士に限らず、他の業界で「運」に大きく左右されている方もいますよね!?

あべし 左

はい…笑
同じく、「運」に左右される環境に身を置く者として共感を覚えます…笑

カエル 右

少しでもそういう方たちの助力となれれば、と考えています!!
「ニッチな現場の教科書」という面で貢献することができればとっても嬉しいです!!

カエル 右

加えて、私は現役の航海士です
それ故に、乗船中は定期的な更新が非常に難しいのです…

あべし 左

確かに…
海上という環境や、日々の激務という状況では困難を極めますね…

カエル 右

はい
なので、電子書籍というカタチなら継続して価値の提供を続けていけるのではないかと考えました!!

カエル 右

つまり、私の趣味や得意分野が最も発揮できるフィールドが「カエル出版」ということですね!!

あべし 左

なるほど!
納得しました!!
『macOSの教科書: コマンドライン操作で理解する(カエル出版)』という本も出版されているみたいです!
併せて手に取ってみてはいかがでしょう!?

カエル 右

実績のある力作なのでぜひ!!

あべし 左

しかしながら、個人で教科書作成って途方もない作業のような気が…笑
どのように作成しているんでしょうか??

カエル 右

あ、興味ありますか!?笑
少しだけお見せしましょう!!

チョット常人には理解できないであろう画像の数々を見せられたあべし…。

あべし 左

あぁ…なるほど…

なんというか…非常に大変ということがよく分かりました…笑
(これ以上触れたくない…笑)

またの機会にお聞きすることにしましょう!!

カエル 右

…。

本書について

あべし 左

それでは、本書についてお聞きしていきます
今回収録されている写真たちは、どれも素敵なモノばかりでした!

カエル 右

ありがとうございます!

あべし 左

どのようなときに、写真を撮りたいという気持ちに駆られるのでしょうか??

カエル 右

はい
海を撮るときは本当に珍しかったり美しいな、と感じたときだけ撮ることにしてます

あべし 左

なるほど
撮影しているときは、いろいろな感情が湧きあがりそうですよね…

カエル 右

そうですね…
色んな海があって、それが世界をつなげていると思うと地球って広いなと思っています

あべし 左

現役の航海士が言うと説得力あります…笑

カエル 右

でしょ!?笑

あべし 左

そう言えば、今回は本書を改定版として出版されていますよね!?
どのような経緯で改訂版としたのでしょうか?
単純に、2冊目の写真集ということで世に出してもイイと思ったのですが…

カエル 右

はい
それについては明確な理由があります…

あべし 左

明確な理由!?
ぜひ、お聞かせ頂きたいです!!

カエル 右

結論から申し上げますと、先の写真集が「自己満足」になってはいないかと考えたからです…

あべし 左

自己満足…ですか…?
その点、もう少し詳しく知りたいです

カエル 右

えっと…
本書の大前提というか、私の根底には、「海運のことを知って欲しい」
という気持ちがあります…

あべし 左

はい

カエル 右

ご存知の通り、日本は島国です
他国とやり取りをする上では、必ず「海を越えていく」必要があります

あべし 左

そうなりますね

カエル 右

そして、日本という国は「海運」に支えられているという面が大きいと思っています

あべし 左

おっしゃる通りです

カエル 右

日本にとって重要な「海運」のことについて、もっと知って欲しい

カエル 右

そこで働く人たちにスポットライトを当てて、もっと守ってもらえるような環境にしたい
このような想いがあります

あべし 左

ふむふむ…

カエル 右

ご縁があって本書を手に取ってくださった読者のみなさまには、私の「自己満足の写真集」で海のことをお届けしたくなかった…

カエル 右

みなさまに「何か」を届けられるような「航海士が見ている風景」を知ってもらいたい!
そんな気持ちから、今回の改定に踏み切りました!!

あべし 左

なるほど…
ハルカエルさんご自身が納得できるカタチ・クオリティで、読者の方々に「航海士が見ている風景」を届けたい
海運に携わる人々のことを、一瞬でもイイから想って欲しい
このような解釈で合っていますでしょうか??

カエル 右

えっと…
実は、そこまで多くは求めていなくて…
ちょっと言葉にするのが難しいですね…笑

あべし 左

そこをなんとか!
言語化できる範囲でお願いします!笑

カエル 右

あべしさんは本書を、「現役航海士の『祈り』が込められた1冊」と表現してくれましたよね??

あべし 左

はい

カエル 右

えっと…
言葉で言い表せないような、「小さな何か」でいいんです!
少しでも、「何か」を感じて頂けるだけで、私はとっても嬉しい!!

カエル 右

航海士が見ている風景を楽しんで頂きたい!
そして、アタマの片隅で海運に携わる私たちのことを想って頂ければ、望外の喜びです!

あべし 左

なるほど…
ハルカエルさんの想い、非常によく分かりました!
本当にありがとうございました!!

あべし 左

ハルカエルさんの想い、いかがでしたでしょうか??
あなたも言葉で言い表せないような、「小さな何か」
感じ取ってみませんか??

あべし 左

以上で、今回の書評記事の締めとさせて頂きます
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また次の記事でお目にかかります!

最後に…

あべし 左

”Time is Life”が浸透して欲しい!この想いがあなたに届きますように…。
それでは、また次の記事でお目にかかります!Have a good Time!!

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